楽器について
ギタークラブで演奏する楽器は、クラシックギターとフラメンコギターに分かれています。
クラシックギターは、エレキギターやフォークギターと違ってナイロン弦を使用するため、よりソフトで優しい音色を奏でます。
フラメンコギターもナイロン弦ですが、こちらは独特でパワフルな奏法により時に乾いた音色を、時に金属のような音色を奏でる事ができます。
また、クラシックギター/フラメンコギターの見た目の特徴として、ボディがフォークギターよりも一回り小柄でネックが太いという点があります。
クラシックギター
一世代ほど前までは、クラシックギターといえば"暗くて地味"などといった偏見から、あまりかっこいい印象のある楽器ではなかったようです。
しかし今では、日本を代表する女性ギタリスト 村治佳織 や、若手ギターデュオ いちむじん などの登場によって、 明るくおしゃれな楽器という認識も一般的なものとなっています。
また、超絶ギターカルテット LAGQ の演奏やメンバーの作る曲はクラシックギター曲の粋を越えており、 クラシックギターの新しい可能性が広がっているといえるでしょう。
ギターといえばフォークで弾き語り…といった印象を持っている方も多いかと思いますが、
クラシックギター1本から織り成されるメロディとベース、装飾音の妙をぜひ一度体験してみてください。
フラメンコギター
フラメンコギターは、スペインでは最も定番とされる楽器です。 日本では学校にも必ずピアノがあり、 習い事といえばピアノというくらい“楽器といえばピアノ”という認識がありますが、 日本でのピアノに匹敵するのがスペインではフラメンコギターなのです。 フラメンコギターは元々フラメンコの歌(カンテ)や踊り(バイレ)の伴奏をする楽器でしたが、 近年、パコ・デ・ルシアやビセンテ・アミーゴといったフラメンコギタリストの活躍によって、ギター曲としての知名度・評判が上がってきました。 フラメンコギターはクラシックギター同様フィンガーピッキングスタイルですが、こちらは多数の独特な奏法がクラシックギターとの明確な違いを生んでいます。 ボディを指ではじくゴルペ、ストロークのように一度にではなく各指が次々に弦を鳴らすラスゲアード・・などなど、ここでは紹介しきれないほど多数の奏法があります。 さらに特徴的で魅力的なのが超高速の速弾きです。速弾き自慢のエレキギタリストにも劣らない速弾きは聴く人を魅了することでしょう。
年間行事
ギタークラブでは、毎年このようなスケジュールで活動しています。
内容盛り沢山のようですが、夏休みなどの長期休暇では練習会以外はオフに近いものがあります。
どちらかというと、みんなで集まってるほうが落ち着くので、練習したくて仕方がないという感じです。
4月 新歓期間・お花見など
新入生を対象に新歓ステージで演奏をしたり、新歓飲み会をしたりします。 飲み会は和やかな雰囲気で、勿論無理やり飲ませるようなことはしません。
5月 JOINTコンサート・総会
ジョイントコンサートは、立教大学スペインギタークラブと一緒に行います。 会場は、一年ごとに同志社大学と立教大学で交互に行います。 総会は、半年間の決算報告、反省や今後について話し合います。その後に半年の打ち上げとして飲み会をします。
6月 フレッシュマンコンサート
部内発表会だけに、ほのぼのしてます。定期演奏会では出来ないような自由な発表が出来ます。
7月 オフ期間
試験期間のためオフ期間です。
8月 前期強化練習会
休みを挟みつつ、一週間ほど集まって練習します。強化とはいえ、前期はパートごとに集まって和やかに練習してます。
9月 後期強化練習会・夏合宿
後期強化練習会では、全体で合わせることが多くなってきます。 合奏は、ギタークラブの醍醐味だと言えます。 夏合宿では、練習時間以外は結構だらだら遊べます。 観光もありますが、うれしいのは夜中にギターを弾いても文句を言われないことです。
10月 練習期間
スタンダード練習期間です。腕を磨きましょう。
11月 定期演奏会・EVE祭出店
いよいよ定期演奏会です。 会場は寒梅館ハーディーホール。 これまでの努力の集大成です。 緊張しますが、やり遂げたあとの達成感はほかでは味わえません。 それだけに、打ち上げではみんな満足そうな笑顔で、とてもいい雰囲気です。
12月 総会・クリスマスパーティー
総会は、春の総会と同じです。 その後はオフ期間なので、自由参加のイベントがいくつかあります。とても和やかで楽しい雰囲気です。
1月 オフ期間
試験期間のためオフ期間です。
2月 前期強化練習会
ジョイントに向けての練習会です。 特に初心者は、新しい曲を弾けるようになるのが前より速くなっていて驚きます。
3月 後期強化練習会・フェアウェルコンサート・合宿
春の合宿は、夏合宿より上手くなっているので充実しています。 ギターを弾くのがどんどん楽しくなってくる時期です。 フェアウェルコンサートは、卒業される先輩方を送り出すためのコンサートです。 部内発表会と同様に和やかで、自由な発表が出来ます。
活動内容
大きな発表の場は年に2度、11月の定期演奏会と5月に行われる立教大学スペインギタークラブとのJOINTコンサートがあります。 演奏会では部員それぞれがアンサンブルを組み演奏したい曲を演奏するアンサンブルステージと、 指揮者を中心にパートに分かれて全員で演奏するギター合奏ステージがあります。
クラシックアンサンブルでは難易度の高いクラシックギター曲に挑戦するアンサンブルから、 親しみやすいポップスや定番曲を練習するアンサンブル、ジャズやボサノヴァ、その他ちょっと変わったジャンルに手を出すアンサンブルまで、 それぞれ自由に曲を決めて練習に励んでいます。→ギター四重奏のための「響・遊・そして…II」 より Ⅳ Finale
フラメンコアンサンブルももちろん元からある曲を練習しますが、よりかっこいい曲にするために自分たちで積極的に編曲することもあります。→flamenco a gogo
ギター合奏は、一般的なプライムギターのほかに、バスギターという大きなギター、レキントという小さなギター、ウッドベース、時にはカホンという打楽器なども加えて全員で演奏します。 合奏曲は指揮者や幹事長を中心に皆で相談して決め、曲によっては指揮者が編曲したものを演奏する事もあります。 ギターの合奏は他ではなかなか無く、滅多に経験できるものではない貴重な体験をしていると思います。→エトピリカ
※リンクをクリックすると演奏動画が開きます